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聴竹居
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聴竹居「ちょうちくきょ」と読みます。
建築家藤井厚二氏の自邸。
住まいながら様々な試みを行ってきた実験住宅の集大成(5棟目)。
昭和3年に建てられ、「日本の気候風土に適した住宅(環境共生住宅)」の先駆例として、「和風の伝統から生まれたモダニズム住宅」として、今でも注目されている住宅です。
京都大山崎町にあって、立ち寄りました。

左の写真は、居間の南東に位置する三方をガラス窓に囲まれ縁側。
今で言う、心地よい風と光が入り込むサンルームでしょうか。
木製建具の納まりなどの今でも参考になるものがたくさんありました。

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居間と縁側の間に設けられた読書室。
藤井氏の机と2人お子さんの机が置かれ、一緒に過ごせるようになっています。
子供部屋でも、書斎でもなく、読書室と名付けたところもいいですね。

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居間とつながった食事室。
聴竹居は居間を中心に食事室や客間、縁側、読書室、三畳の畳室がつながったワンルーム形式。
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客間。
洋風の客間に和風な床の間がついたモダンな空間。



現代の家づくりにも参考になる部分がたくさんありました。
ただ、訪ねる時期は、「日本の住まいは夏を旨とする」にあるように、新緑の時期から秋のはじまりの時期が良いかと…。
もう一度、訪ねてみたい建物です。(石)




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by zzziyuu | 2012-03-06 20:39 |  ・すてきな建物
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