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蒲原宿を襲った大災害を考える
蒲原宿は元禄12年(1669年)に、大津波(暴風雨と大潮が重なり)により壊滅的な被害を受け、現在の場所に宿場を移しています。
また、安政の大地震(1854、1855年の2回)では、津波の被害はありませんでしたが、山崩れや人家の倒壊など甚大な被害を受けています。
今回の講演会は、蒲原を襲った、この2つの大災害についてです。

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建築士会景観整備機構の塩見さん。
元禄の大災害について、当時の絵図や古文書をもとにお話を伺いました。
被害の状況とその後の宿場移転の経緯についてです。
被災から2年で新たな宿場を計画し完成させていること。
しかも、現在も残る宿場を見れば明らかですが、本陣付近が最も海抜が高い位置に計画しています。
防災面を踏まえたうえで、交通の要所として実に計画的につくられていると。
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蒲原宿木屋江戸資料館の渡邊さんからは安政の大地震について。
渡邊さんが所有している19代渡邊利左衛門守亮(もりあき)氏の日記から当時の様子を読み解いてくれました。
スライドで利左衛門守亮(もりあき)氏の日記映し出して、内容を読み上げながら、震災の様子を解説していきます。
地名や社寺など、今と重なる部分も多く、とてもリアル。
157年前に蒲原を襲った、マグニチュード8.4の巨大地震。(石)

前回の第2回ワークショップの様子はこちらです。
by zzziyuu | 2012-09-09 21:43 | まちなみまちづくり
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