毎年2月に開かれる「しずおか町並みゼミ」。
県内の歴史ある町で、まちづくりを進めるグループが集まり意見交換を行うゼミです。 今年で13回目。会場は磐田市にある旧東海道見付宿。 見付宿は、20年ほど前に、商店街活性化事業で旧東海道の宿場の道幅を拡幅しました。 それまでの建物も、全て新しく建替えています。 古い絵葉書 現在の宿場 新しい宿場は、歴史や地域性を感じることはなく、「どこにでもあるようなまち」でした。 けれど、まちづくりを続ける「見付宿を考える会」の案内で、街道から一歩入って、まちを歩いていくと、 江戸だけではなく、中世から続く歴史の積み重ねが続くまちであることが分かります。 いつもの時代も、この場所が中心だったことが分かります。 東大の西村先生の講演も面白かったです。 先生が学生の頃、自身で見付宿を選んで自腹で調査をしていたこと。 その当時見付宿に来る前考えたこと、来て考えたこと、そして今考えること…。 まちは変わるし、生きていると…。 新しく変えていけばいいと…。 ワークショップ 参加した県内でまちづくりに関わる様々団体のメンバーがグループになって意見交換しながら、 見付宿への提言をまとめていきます。 最後はまちづくり宣言をみなでまとめました。 「歴史と未来を“えんじ(演じ)”でつなぐ見付宿」 これまで続いてきたまちの歴史を次の世代につなげていこうと。 えんじは会のメンバーが着ていた法被(はっぴ)の色をかけて。 追記: 正直、失った街道沿いの町並みは、とても残念に思いました。 当時の時代背景等を踏まえれば、その時の選択を否定することできません。 私もその時その場いれば、新しい近代化された商店街を夢見たかもしれません。 その時夢見た商店街は、実現した今、まだ、魅力的には見えません。 街道沿いは、何百年続いた歴史を0にしてスタートです。 歴史を0にしてしまった街道を歩いて感じたのは、拠りどころのない場所は、心が落ち着かないかなぁと。 けれど「見付宿を考える会」の活動は、これからの進む方向、歴史を刻む方向を示してくれているように思いました。 応援します!
by zzziyuu
| 2017-02-05 16:30
| まちなみまちづくり
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by zzziyuu
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