柴垣(鶯垣)
塀や垣根シリーズ、土塀を紹介させてもらってから、続けますと言いながら今になってしまいました・・・(涙)。今回は柴垣(しばがき)について。(鶯垣(うぐいすがき)とも言うそうです)

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 柴垣とは、雑木の枝をたてに用いた垣根のこと。古代よりこの方法は用いられ、ツツジの枝(黒文字垣)や萩の枝(萩垣)をつかったものがあったそうです。
 左の写真は昨年から工事させていただいている清水のお宅の庭に、もともとあった柴垣。何の枝をつかったのか私には分かりませんでしたが、細い枝先を上部できれいに切りそろえた姿は、上品で優しい雰囲気。最近では、とんと見かけない姿です。

これと関連して、右の写真は京都の桂離宮にて撮ったもの。
枝先が切りそろえていない分少々荒々しい感じはしますが、屋根を付けてもらった姿は趣がありワビサビの世界です。桂離宮では竹を多用した垣根が多いため、たぶんこれも竹の枝ではないかと思います。竹穂を用いてつくられた垣を竹穂垣と呼ぶそうです。竹穂の中でも、黒竹(黒穂)、孟宗竹(白穂)、淡竹、真竹の枝など、たけの種類によってまた雰囲気が変わるのだとか・・・ホント奥が深いです(溜息)。

私自身の勉強のためにも、これからもこのシリーズ頑張って続けさせてください。(鍋)
by zzziyuu | 2007-06-06 16:42 |  ・緑や花、山など | Comments(4)
Commented by surugaki at 2007-06-06 19:05
桂離宮の造園家は、20歳代の若い方でしたね。私が桂離宮に伺ってから30年近くが経って
しまいましたので、今の姿を見ていません。当時は、エリザベス女王が御越しになられる前年で、
改修工事の準備をしていました。それはさておき、こちらの記事で、私も勉強させていただきます
ので、是非、お続けくださいますよう お願い申し上げます。
Commented by 自由工房(nabe) at 2007-06-07 10:03 x
30年前は20代の造園家の方が監理していたんですかぁ・・・とても感動しただけに、尊敬します。私は去年行きましたが、その時はちょうど、自生している竹をそのまま利用した笹垣(桂垣)を修復しているところでした。機会がありましたら、またUPしますね。
Commented by surugaki at 2007-06-08 07:07
実は、最も新しい改修工事の庭師が、確か20代の方でした。4,5年前の建築雑誌に
載っていたのですが、お名前は思い出せません。
Commented by 自由工房(nabe) at 2007-06-08 18:27 x
20代ですかぁ、それをまかせたお施主さん(国になるのかしら・・・)もスゴイですね・・・。やってみろ!という感じかしら(^^)
20代、30代、40代・・・どの世代が良いとは思いませんが、考え方も好みも変わってきますよね。
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