カテゴリ:家づくり( 87 )
設計事務所と工務店ハウスメーカーとの違い
自由工房を訪ねて下さるほとんどの方が、住宅展示場のハウスメーカーの家や地域工務店の家を見て、
「何か違うなぁ」って感じて、ネットなどを検索してうちに来られるようです。
先日、堀部さんの著書「建築を気持ちで考える」を読んでいてふと気が付きました。

大きな違いがあるとすれば、家を設計する時に「気持ち(感情)」を優先するか、
「性能や機能(知性)」を優先するかの違いかなって。
どちらも大切で、どちらもおろそかにしてはいけないこと。
ただ、喜びや悲しみ、愛おしさ、健やかさといった住まい手の気持ちを大切にすることから設計を始め、
性能や機能を落とし込んでいく作り方を心掛けているから、「何かちがうなぁ」って感じられるのかもしれないぁと。

家をつくるとき、気持ちで考えてみるといいかもしれません。
こうすると気持ちよくなるかなぁ
楽しいかなぁ
元気になれるかなぁ
落ち着くかなぁ
ゆったりできるかなぁ
安心するかなぁ…って。

どうでしょう。


e0102445_1654176.jpg


by zzziyuu | 2017-05-08 17:25 | 家づくり | Comments(0)
住まいを支える基礎へのこだわり
「うとうのいえ」基礎コンクリート打設後の写真
e0102445_1716962.jpg
住まいを支える基礎は、まさに“縁の下の力持ち”
こだわり、少しご紹介します
住まいをいつまでも(高耐久性)、強く(高耐力)、支えられるようにする一手間です

①一体打ちベタ基礎
耐圧盤と立ち上がり部分のコンクリートを一回で打設します(一般的には2回に分けます)
一度固まったコンクリートはくっ付かないので、鉄筋で繋がっているだけになります
基礎が一体になることで強度が増すこと、スキマがないので止水や防蟻の効果が確実になります
防蟻対策を薬剤にたよるのではなく、建築的に対処することが可能になります

②スランプ15cm
スランプはコンクリート打設時の柔らかさを示す数値
15cmは比較的固い方で、一般的には18cmを採用しているところが多いかと
柔らかいコンクリートは施工はしやすいのですが、分離しやすく品質が落ちる可能性があります
硬いコンクリートを丁寧に打設しています

③冠水養生
打設後にコンクリート面を水で浸します
コンクリートは水とセメントの水和反応で固まるので硬化時に熱を発します
急激な温度変化は強度を弱めたり、ひび割れの原因になります
水で浸してゆっくり固まるようにします

追記
上記の①~③をこれから家づくりをお願いしようかと考えている方に聞いてみて下さい。
住まいの耐久性をどう考えているかが分かるかもしれません。
by zzziyuu | 2017-04-21 15:36 | 家づくり | Comments(0)
昇りやすい階段を
たすと150歳をこえるご夫妻の住まいを計画中です。
初めは平屋で考えていましたが、街中の住まいのため日当たりが確保しずらく一部2階建て。
できるだけゆっくり、安心して昇り降りできる階段を検討中です。
原寸図を描いて、建て主さんと確認しながら進めて行きます。
いい感じの階段ができそうです。
自由工房の新たなオリジナル階段ができそうです。

e0102445_1756554.jpg

合わせてキッチンもオリジナルで検討中です
e0102445_17585542.jpg
by zzziyuu | 2017-03-18 18:00 | 家づくり | Comments(0)
地鎮祭
新たな工事が始まります。

e0102445_11291763.jpg

家の重要な所となる場所に四注縄(しめなわ)を張り、野菜などを供え、
祝詞(のりと)を奉上し、祓いをします。
地鎮祭は「とこしずめのまつり」とも言われます。
土地を守る神様(鎮守の神様)を祀り、荒御魂(あらみたま)を鎮め、聖なる場所にすること。
土地を荒らし人工物を建てることへの神様の怒りを鎮め、安全な工事の出発を祝います。

日本は「八百よろずの神々の国」といわれるようにたくさんの神様がいます。
その土地の歴史や自然といったことを受け入れていくことも含め「住む」ことなんだと言われます。
たくさんの神様や自然に対して謙虚になり、祝うこと。
素直なことのように思います。

さあ、始まります!
by zzziyuu | 2017-03-11 18:19 | 家づくり | Comments(0)
びおソーラー
「ソーラー」と付きますが発電しません。
OMソーラーはご存知でしょうか。
ご存知の方には、OMソーラーをシンプルにしたものとお伝えすると分かりやすいかと。
屋根で集めた太陽の熱を市販されている換気扇で床下に送風して、家全体を緩やかな床暖房と換気を行なうシステムです。
OMソーラーよりかなり仕組みもシンプルで廉価です。

最近、自由工房では床下にエアコンを入れたり、軸流ファンを用いて天井にたまる暖かい空気を床下に送付したりしながら、家全体の温度差をなくすようにしています。
また、エアコンの風も気になりにくくなるので、輻射型の冷暖房に近い快適性も得られるようになります。(ただ、完璧なものではないですが…)

びおソーラー、可能性を感じます。
太陽の熱を電気に変えてまた暖房に利用するような複雑さはまったくなく、太陽の熱を冬の暖房の熱に、屋根の夜間放射冷却を夏の夜の冷房に利用する。
とてもシンプルです。

既存の屋根にも取り付けも可能とのこと。
e0102445_18351769.jpg

追記:現在設計中の「いけだのいえ」で採用を検討することになりました。
by zzziyuu | 2017-02-28 18:37 | 家づくり | Comments(0)
耐震等級3のすすめ
自由工房では耐震等級3にすることをお薦めしています。
耐震等級は住まいの耐震性能を示す指標。
筋違いや構造用合板、鉄骨○○工法など様々な耐力要素がありますが、「耐震等級」が住いの耐震性能を示す共通の物差しになります。
自由工房の耐震性能とハウスメーカーの耐震性能と同じ物差しで比べることができます。

耐震等級は1~3に分けられていて、耐震等級3が最高等級となります。
一般的に耐震等級の目安とされている基準については以下となります。
・耐震等級1:建築基準法(法律)と同程度の建物
・耐震等級2: 等級1で想定する地震の1.25倍に耐えられる
・耐震等級3: 等級1で想定する地震の1.5倍に耐えられる
それぞれ状況は次の図のように示すことができます。
e0102445_1524765.jpg

また、昨年おきた熊本地震(益城町)の調査報告です。
耐震投球3の建物ほとんど被害を受けていないことが分かります。

e0102445_14433097.jpg

詳細の資料が次のサイトからダウンロードできます。


住まいは、人の身体の足りないところを補うように作られてきたと言われます。
寒さ暑さに始まり、雨や風、台風や地震といった自然の驚異から自身を守るようにと。
だから、本来、耐震性能は住まいの最も大切な基本性能になります。

さらに、繰り返し何百回と起きている余震への対応として制震ダンバーの設置も推奨しています。
by zzziyuu | 2017-01-18 14:19 | 家づくり | Comments(0)
住まいの天井の高さ
自由工房では住まいの天井の高さを低く抑えるようにしています。
一般的な天井の高さ2m40cmに比べると、20cmほど低くなるでしょうか。
設計のお打合せで「天井の高さを低くしましょう」とお話しすると、みなさん一瞬、不安そうな顔になります(笑)。
逆に「高い方がよろしいですか」と訪ねると笑顔になったりして…。
「低い」「狭い」「暗い」はマイナスイメージで、「高い」「広い」「明るい」はプラスイメージがあるからでしょうか。

ただ、みなさん住まいの部屋の天井高さや広さ、明るさについて、これまであまり気にされたことがなかったんだと思います。

住まいは、落ち着いた、くつろげる場所にしたいと考えています。
仕事場や学校、お店とは違う、ホッとできるような場所です。

仕事場や学校はどっちらというと"戦うというか頑張る"場所なので、「高く、広く、明るく」して、気持ちを奮い立たせるような部屋になっていきます。
医学的言うと交感神経優位で、「働け働け」と頑張らせる空間でしょうか。
一方、住まいは「少し天井を抑えてながら重心を下げて、壁に包まれるようにしながら、明るさも落として」いきながら、ゆっくり時間が流れる空間に。
こちらは副交感神経優位な、心落ち着くリラックス空間でしょうか。

単純に高さだけのお話しではないですが、「心から落ち着く居心地のよい部屋はどんな感じかなぁ」って考えてみてみるのも良いかと思います。
住まいを仕事場と同じように作っていくのは、少し違うように思ってしまいます。(石)

おまけを

e0102445_1342508.jpg

TVCMでよく見かけたこちらの天井高さは2m73cm

e0102445_13431428.jpg

こちらは2m20cm
by zzziyuu | 2016-12-08 13:43 | 家づくり | Comments(0)
天井の高さを体験
現在、実施設計中のご夫妻と一緒に、「まがりかねのいえ」にお邪魔してきました。
ご夫妻は、天井の高さを低く抑えることを、気にされている様子。
「今の自宅のおトイレと同じくらいの高さですよね。圧迫感とかないでしょうか。」と。
少し不安そう。
実際に体験して頂きました。

「最初は少し低いかなと感じたけれど、ソファーや食卓の椅子に腰を下ろしていると落ち着ついてきます」と。
安心されたようです。(石)

e0102445_17403678.jpg
by zzziyuu | 2016-12-07 17:40 | 家づくり | Comments(0)
美しい屋根を持つように
美しい屋根をかけるようにすることを心がけています。
深い軒を持った単純で均整のとれた屋根を、大きくかけることを心がけています。

雨が多い気候風土では、水は上から下に流れていく切妻や寄棟屋根は理にかなった形。
人を雨風から守る大きな屋根をかけ、夏の暑さや冬の寒さのなかでも心地よい場所をつくる。
それは、大きな樹の下で心が落ち着くのと同じような、安心感があります。
人の暮らしを守るという"住まいの本質"を示す形でもあるように思います。


e0102445_143216.jpg
うとうのいえ採用案

e0102445_14333589.jpg
うとうのいえ検討案
by zzziyuu | 2016-11-28 18:08 | 家づくり | Comments(0)
ジョルジョ・モランディ
モランディ展が4月10日まで東京ステーションギャラリーで開催中です。

時が止まったかのような作品は、不思議と心落ち着きます。


e0102445_1646582.jpg
e0102445_1781963.jpg


モランディの作品のように、心落ち着く建築を設計したい…。
by zzziyuu | 2016-03-21 16:38 | 家づくり | Comments(0)