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びおソーラー
「ソーラー」と付きますが発電しません。
OMソーラーはご存知でしょうか。
ご存知の方には、OMソーラーをシンプルにしたものとお伝えすると分かりやすいかと。
屋根で集めた太陽の熱を市販されている換気扇で床下に送風して、家全体を緩やかな床暖房と換気を行なうシステムです。
OMソーラーよりかなり仕組みもシンプルで廉価です。

最近、自由工房では床下にエアコンを入れたり、軸流ファンを用いて天井にたまる暖かい空気を床下に送付したりしながら、家全体の温度差をなくすようにしています。
また、エアコンの風も気になりにくくなるので、輻射型の冷暖房に近い快適性も得られるようになります。(ただ、完璧なものではないですが…)

びおソーラー、可能性を感じます。
太陽の熱を電気に変えてまた暖房に利用するような複雑さはまったくなく、太陽の熱を冬の暖房の熱に、屋根の夜間放射冷却を夏の夜の冷房に利用する。
とてもシンプルです。

既存の屋根にも取り付けも可能とのこと。
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追記:現在設計中の「いけだのいえ」で採用を検討することになりました。
by zzziyuu | 2017-02-28 18:37 | 家づくり | Comments(0)
人生フルーツ
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「人生フルーツ」
とても素敵な映画でした。
たすと177歳になる建築家ご夫妻のドキュンタリー。
「ときをためて、ゆっくり」と生きる姿は、とても力強く、そしてチャーミングで健やかです。
映画の中で
「長く生きるほど、人生はだんだん美しくなる」という建築家ライトの言葉や
「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」という建築家コルビュジエの言葉も
も出てきます。
ほんとうに、お二人の暮らしは、そう思わせました。

たくさんの方に観てもらいたいなぁと。
長く生きてもらいたいなぁと。

こういう暮らしをするには、今、どうすればいいのか。
こういう暮らしができる家づくり(設計)は…?
いろいろ考えてしまいます。

素敵な家づくりのヒントもあるように感じます。
そういう暮らしの場所の設計したいと思います。

追記:
静岡ではサールナートのシネ・ギャラリーで3/4~3/17
by zzziyuu | 2017-02-14 22:11 |  ・すてきな芸術 | Comments(0)
しずおか町並みゼミ 見付宿
毎年2月に開かれる「しずおか町並みゼミ」。
県内の歴史ある町で、まちづくりを進めるグループが集まり意見交換を行うゼミです。
今年で13回目。会場は磐田市にある旧東海道見付宿。

見付宿は、20年ほど前に、商店街活性化事業で旧東海道の宿場の道幅を拡幅しました。
それまでの建物も、全て新しく建替えています。

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古い絵葉書                                   現在の宿場

新しい宿場は、歴史や地域性を感じることはなく、「どこにでもあるようなまち」でした。
けれど、まちづくりを続ける「見付宿を考える会」の案内で、街道から一歩入って、まちを歩いていくと、
江戸だけではなく、中世から続く歴史の積み重ねが続くまちであることが分かります。
いつもの時代も、この場所が中心だったことが分かります。
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東大の西村先生の講演も面白かったです。
先生が学生の頃、自身で見付宿を選んで自腹で調査をしていたこと。
その当時見付宿に来る前考えたこと、来て考えたこと、そして今考えること…。
まちは変わるし、生きていると…。
新しく変えていけばいいと…。

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ワークショップ
参加した県内でまちづくりに関わる様々団体のメンバーがグループになって意見交換しながら、
見付宿への提言をまとめていきます。

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最後はまちづくり宣言をみなでまとめました。
「歴史と未来を“えんじ(演じ)”でつなぐ見付宿」
これまで続いてきたまちの歴史を次の世代につなげていこうと。
えんじは会のメンバーが着ていた法被(はっぴ)の色をかけて。

追記:
正直、失った街道沿いの町並みは、とても残念に思いました。
当時の時代背景等を踏まえれば、その時の選択を否定することできません。
私もその時その場いれば、新しい近代化された商店街を夢見たかもしれません。

その時夢見た商店街は、実現した今、まだ、魅力的には見えません。
街道沿いは、何百年続いた歴史を0にしてスタートです。
歴史を0にしてしまった街道を歩いて感じたのは、拠りどころのない場所は、心が落ち着かないかなぁと。
けれど「見付宿を考える会」の活動は、これからの進む方向、歴史を刻む方向を示してくれているように思いました。
応援します!
by zzziyuu | 2017-02-05 16:30 | まちなみまちづくり | Comments(0)