プランタゴの田瀬さんに、庭づくりをお願いしました。
完成間近。 どこか、とても“懐かしい”感じです。 田瀬さんは、その地域で生息している樹木で庭を作っていくことを基本とします。 松、梅、桜、姫沙羅、土佐水木、宇津木、楓、紅葉、山香ばし、槙、榊…。 デザインしている感じはなく、淡々と植えられていきます。 町並みならぬ、庭並みでしょうか。 以前からある庭のようです。 この季節は、梅が終わり、桜が咲きはじめ、あちらこちらで新緑が芽吹きはじめています。 小さな水場(池)もあり、さっそく小鳥もくるようになったと…。 住まい手のみなさんからは、毎日変わる窓の風景が一枚の絵のようで、うれしいと…。 畑には何を植えようか…。 子ども達も普通に接してくれています。 既に、住まい手といいますか、暮らしに馴染んだ庭になっているようです。 #
by zzziyuu
| 2023-03-14 18:00
| 家づくり
土井善晴さんの「一汁一菜でよいとう提案」はじめています。
具だくさんのお味噌汁とごはんと一菜。 具だくさんのお味噌汁は、お椀一杯(一人前)にたくさんの具を刻み、お椀一杯分の水で火にかけ、味噌をといて煮込む。 一菜は漬物、時間があればお魚やお肉料理を加えます。 とても簡単。 僕のようにやむを得ず料理をしなければならなくなった人をはじめ、たくさんの方が「一汁一菜に救われた」「楽になった」と。 共働きで忙しく、料理を作る時間が取れない。 ネットでは子どもに作ったお弁当がアップされ、それをみると凹んだり…。 食卓にたくさんのおかずが並ぶことがよいことと思っていた自分には、一汁一菜の考え方を知ると、肩の荷がおりるといいますか、気が楽になります。 「いい加減(良い加減)でええんですよ」に救われる…。 分かるようになりました。 実践して気が付いたことは、毎日食べても「食べ飽きない」こと。 意図的な味付けをしない(素材の味を味噌でまとめる)一汁一菜は、「こんなもんか」という日もありますし、「めちゃくちゃうまい!」という日もあったりします。 だからでしょうか、料理店で食べて「おいしい!」と感じられるような意図的に味付けされたおかずは、毎日食べ続けるのは難しいように感じます。 ふと、 住宅の設計も同じかなと…。 普段着の住まい 暮らしをデザインする 等々 毎日食べても食べ飽きないような、住まいの設計。 あれこれ味付けしない方が、良いのかもしれません。
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by zzziyuu
| 2023-03-06 08:34
| もろもろ
コロナの影響があり、3年ぶりになります
七夕のころ東京上野で 秋に静岡で 開催できました。 この期間、家づくりについていろいろ、深く、考えることができた期間でもあったかと思っています。 次の文章を添えました。 ---- 日日是好日 コロナ渦で、家づくり展の開催中止を決めた2020年春。 いつも見慣れた新緑の緑が、例年とは明らかに違い、印象に残りました。 新緑の樹々だけではなく、街路樹のツツジやサツキ、小さな草花も目に留まりました。 遠くの山々の景色が、ぐっと近くに感じられるようになりました。 柔らかい日差し、流れる風、土のにおい、鳥のさえずり、「こんなんに心地よかったかなぁ」と。 時間がゆったり流れているようでした。 当時、そんなふうに感じたのは、僕だけではなかったと思います。 同時に、どこか地に足がついたと言いますか、ちょっと懐かしいと言いますか、居心地よく、安心感ある暮らしのようなものを、感じた方も多かったのではないでしょうか。 経済活動が止まり、大気汚染が少なくなったからと言う意見もありましたが、伊藤亜紗さん(美術家、東京工業大学教授)は、「人はいつも目標や締切り等があって、そこに向かって逆算して生きているけれど、コロナ渦の時は目標が止まり、植物が成長している今この瞬間に、シンクロしたからではないか」と。 自分たちは自然の一部であるという、当たり前のことに、改めて気づいたからかもしれません。 それまで常に遠くのことに向けられていた眼差しが、身近なことにより深く向けられるようになったからかもしれません。 自分より他者、地方より東京といった遠くの外側からの(憧れみたいな)評価ではなく、自分の内側からにじみでるような感覚や思い、日々の営みからの気づきを感じていたからかもしれません。 気づいたというより、思い出した、の方が、しっくりする気もします。 おおげさかもしれませんが、探していた豊かや幸せは、既に、「今、ここにある」。 童話の“青い鳥”を思い出しました。 ある意味、「コロナ渦が異常ではなく、それまでの数十年の方が異常なのではないか」と…。 日日是好日 住まいの設計は、「既に、今、ここにある豊かさや幸せ」に気づき、大切にすることから始めなければと、改めて、思うようになりました。 日々繰り替えてされる暮らしや四季の移り変わりの中に、「今ここ」を感じられるような、家づくりをしていきたいと、改めて、思うようになりました。 #
by zzziyuu
| 2022-11-06 21:50
| 静岡建築/家づくり展
富士市で住宅工事が始まりました。
富士山に見守られるような基礎工事。 基礎は耐圧盤と立上り部分を一度にコンクリートを流し込む、一体打ち。 まさに、家を支える“縁の下の力持ち”! 基礎の施工は青木工業。 最初の仕事は“かんばらのまちや”なので、20年以上になります。 配筋も、型枠の通りも美しいって言ってもいいくらい。 とても丁寧な仕事。 ありがとうございます。 追記: 電柱がなければなぁ…。
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by zzziyuu
| 2022-10-28 20:13
| 家づくり
「美しい屋根を持つ住まい」
これは数年前から教えるようになった、日本建築専門学校での設計製図Ⅱの課題のタイトル。 “美しい屋根”は、個性的で造形的なデザインを考えてほしくて選んだのではなく、逆に個人の小さな意図を超えた設計をしてほしくて選んでいます。 暮らしに、理にかなった、素直な屋根をかけるようにと…。 僕自身の日々の設計でも心がけていることですが、なかなか学生にうまく伝えることができなくて…。 そんな中、9月の木造塾で次の写真…。 京都のある場所の、50年前(左)と今(右)。 50年前の方が美しいといいますか、そこに居たいと感じます。 どうでしょう。 50年前は利他的、今は利己的。 個を競い合うのではなく、同じであることを楽しむ、そんな設計でしょうか…。 君たちはどっちの設計をする? そんな話を学生達としました。
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by zzziyuu
| 2022-09-26 20:20
| 家づくり
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