五尺七寸
e0102445_22108.jpg古い建物を調べていると、和室の敷居から鴨居の間の高さ(内法)は、ほぼ五尺七寸(1メートル73センチ)。
もしくは、五尺八寸(1メートル76センチ)。


設計にあたって、この内法寸法を採用する旨を伝えると、みなさん「今時の人は背も高いので、わざわざ低くすることないのでは?」。
「背の高い人だと、頭があたってしまう」と。
確かに、僕の身長より低いのですが‥。


ただ、和室の鴨居や長押がこの高さであると、落ち着いた感じになります。ちょっと頭を下げて鴨居をくぐるのも、けして悪くはないかと。


先日住まい手から「工事中の鴨居の高さを見て、低くて気になるので、高くできないかしら」と‥。

次の日、住まい手といっしょに現場へ。
まず靴を脱いで、視線を低くして、押入や窓や天井の高さとの関係、つづき間との関係などをひとつずつ、説明、確認していきました。完成した姿をイメージすることの難しさもあり、また設計者の感覚を押しつけるわけにもいかず、一時はやり直すことも検討。

ただ、最終的には、「石田さんの感覚を信じてみます」ということに‥。(石)
by zzziyuu | 2007-03-06 22:03 | 物語:かまたのいえ
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