孤風院
「こふいん」と読みます。写真の建物の名前です。
名前の由来は「coffin」。フランス語で玉手箱、英語で棺桶という意味。
名付け親は、当時熊本大学で教鞭をとっていた木島安史さん。

e0102445_19502215.jpg
1908年に熊本高等工業学校(現在の熊本大学工学部)が開校した時の講堂でした。
1974年に取り壊しが決定した際、保存運動が進められましたが手立てがなくなり、取り壊し直前に、木島さん自らが引き取り、解体し、阿蘇の麓に住宅兼アトリエとして再生しました。
文章で書くと簡単に聞こえるかもしれないですが、保存を一人でやってしまったと言うか、やり続けたと言えばいいのか…。

「建築はほんらい、人を守るためにつくられる。しかし、この場合は人が建築を守らなければならない。建物も変わらざるをえないし、人もまた変わった生き方をすることになった」と言います。そしてcoffinの二つの解釈は、「住み手に取って宝ものであると同時に、死んだはずの建築が生きながらえた姿」だからと言います。

幸せですね。


e0102445_1951561.jpge0102445_19511455.jpg
 (※写真は雑誌SDから、クリックすると大きくなります。)

先週末は、木島さんのお墓参りを兼ねた親睦会(木島さんの会)でした。
また今年も、昨年同様、終電近くまで…。(石)
by zzziyuu | 2008-05-19 19:52 |  ・すてきな建物
<< 曳き家(ひきや) もうすぐ >>