カテゴリ:家づくり( 106 )
ハウスメーカーと地域工務店の違い そして自由工房は…
先日、木造塾の懇親会で静岡で活躍する地域工務店の社長とお話しする機会がありました。
ハウスメーカと地域工務店の違いを「全国的な居酒屋チェーン店と地元の居酒屋の違いかな」なんて、話されていました。

こぎれいにまとまったお店で、まあまあな料理を出す全国展開をする居酒屋チェーン店。
安心感はありますし、あまりクレームもなく、平均点的というか誰にでも受け入れられるような味や対応…。
ちょっと冷めた感じというか、少し他人事のような…。

一方、最初入るのはちょっと勇気が要るかもしれませんが、地元の食材を丁寧に扱った居酒屋。
料理はおいしく、居心地もいい、苦手な方もいるかもしれませんが、80点90点を狙っていく感じ…。
あったかい感じというか、時には暑苦しい感じも…。

一概には言えませんが、向き合う先には住まい手や住まい手の気持ちや心があるように感じます。

すべてを言い当てている訳でではないですが、何となく、分かります。
私たちの向き合う先が、住まい手の気持ちや心でなければ、と思います。



追記:(ふっと思いついて、昨年11月19日に書いたブログを更新しました)

コンビニの食材と、街中のお惣菜やパン屋さんの食材の違いでも当てはまるかなぁと。
事務所が街中にあるので、お昼はお弁当を買いに行きます。

コンビニは便利なので、よく利用もします。
和食や中華やパン、パスタもあります。
まあまあおいしいですし、値段も手頃。
季節ごとの新商品なんかもあります。
でも、飽きてしまう…。

一方、街中のお惣菜屋さんや専門店の手作り弁当やサンドイッチ。
コンビニより手作り感があり、添加物のようなものも少なく、安心感もあって、おいしい。
少し、よそ行きな感じも…。

でも、不思議なのは、お母さんの愛情いっぱいの手作りのお弁当。
昨日の残りものなんかが入っていても、おいしい。
毎日食べても飽きない…。

なんでしょうね。

家づくりにも当てはまるような気がします。
自由工房の家づくり、”お母さんの愛情いっぱいの手作りのお弁当”でなければと思いました。
by zzziyuu | 2019-01-08 16:37 | 家づくり
「まいなおりょうのいえ」お引渡しとお引越し
ちいさなお子さんが3人いらっしゃる家族の住まいの完成です。
昨年11月の「家づくり展」を訪ねてくれたのが、始まり。
その時は、土地も決まっていなかったのですが、
その後、とんとん拍子に家づくりが進み、
昨日から、新居での暮らしが始まりました。

e0102445_15271119.jpg

とても、楽しく家づくりのお手伝いをさせて頂きました。
それは、自由工房に依頼して下さるどの建主さんにも感じること。
そして、みなさん素敵で、穏やかで、優しい…。


ちいさな子供達が、学校へ行き、巣立って、結婚して、お孫さんを連れて遊びに来る…。
20~30年なんて、たぶん、あっという間。
住み倒して行って下さい。
by zzziyuu | 2018-12-14 15:33 | 家づくり
終の棲家
お子さん達が独立した後の"終の住まい"
先週の3連休にお孫さん達が遊びに来たところで、完成写真の撮影をさせて頂きました。
賑やかな撮影になりました。

普段はご夫妻二人の住まいなので、コンパクトに。
3人の娘さんがお孫さんを連れて帰ってきても、対応できる間取りにしてほしいとの要望。
うまく、答えられたかなぁと。

e0102445_1834547.jpge0102445_187774.jpg

e0102445_1874562.jpge0102445_1892720.jpg


HPへの掲載はもうしばらくお待ち下さい。

追記:
娘さんから頂いた、嬉しいメールの一部です。
工事を担当してれた匠工務店にお知らせして、ブログでも少し紹介させて頂きます。

『東京に越してから、子どもの学校行事の都合でなかなか実家に行くこともままならないのですが、
帰った時にはまず初めに木の香を吸い込んで、それからどこにも出かけずのんびり寛いでいます。
子どもたちも、どこもかしこも自分の居場所のように自由に過ごしていますよ。
居心地の良い家を考えてくださって、感謝しております。』
by zzziyuu | 2018-11-27 17:57 | 家づくり
家は"帰る場所"
建築家堀部さんの新潮社「波」の連載記事。

住まいには"帰る"と言い、仕事場や学校、お店、病院などの他の建物には"行く"と言います。
"行く"建物は、その時の心身の状況に合わせて、"行く"、"行かない"を決めることができるけれど、
"帰る"住まいには、その選択肢はないと。

つまり、住まいは、心身がどんな状態でも"帰らなければならない場所"だから、
"自分自身をもう一度取り戻し、心の底からリラックスできる場所"でなくてはならないと。
家族みんながいつも元気な訳ではないですよね。
どんな時でも、家族を寛容に受け入れてれる場所でないといけないのではないかと。

刺激的な濃い味の食事は、たまに食べるからおいしいけれど、毎日では体調を壊してしまいます。
住まいは、毎日、何十年に渡って食べても飽きない食べ物のようでなくてはならないのは、明白でしょうと。
強く主張するような表現や濃い味付けは必要ないと。

テレビや雑誌などから流れてくる住まいの情報は、"刺激的な濃い味の料理"のようです。
私達が"普段着の、普通の住まい"とお話ししているのも、まさにそのことです。
家づくりを考えているみなさんには、じっくり、考えてほしいなと思います。

"普段着の、普通の住まい"は、退屈でつまらない、平凡な住まいと捉えられるかもしれません。
「ここで食事をしたい、ここで昼寝をしたい、ここで歯を磨きたい、といった住まい手の欲求に呼応する居場所を、
あらかじめ建築が用意してくれたような、人の営為が自然に導かれる」住まいが、本来の住まいではないでしょうか。

確かな場所、特別な場所にしなければならないのではと思います。


e0102445_18393258.jpg

by zzziyuu | 2018-10-15 18:39 | 家づくり
祝上棟
上棟しました。

近所の小学生達が「いい家じゃん!」って話していたと、住まい手の奥様から伺いました。
そう言うの、なんだか、とっても、うれしいです。

e0102445_15543789.jpg

by zzziyuu | 2018-10-04 15:54 | 家づくり
自分でできる障子の貼替え
蒲原の旧五十嵐邸で「自分でできる障子貼り」講座。

自由工房の設計では、障子を多用しています。
和室はもちろん、リビングやダイニング、玄関や寝室などでも。
部屋の間仕切以外にも、オリジナルの木製硝子戸と併用したり、アルミサッシと併用したり、カーテンやブラインドの変わりに利用しています。
光は柔らかくなりますし、断熱効果もカーテンやブラインド以上に期待できます。

e0102445_15333816.jpg
カーテンやブラインドは5年、10年すると劣化もしますし、飽きもきます。
障子は、貼替えながらずっと使い続けていけるから、不思議です。
旧五十嵐邸の障子は100年、貼替えながら使い続けています。
また、貼替えも毎年貼替えることもなく、旧五十嵐邸では10年ぶりの貼替え。

さて、ここからは「貼替え」講座
まず、道具。
・のり刷毛(少しコシがある方がいいです)
・バット(のりを伸ばすのに使います)
・カッター
・カッター定規
・和紙(今回はやぶれにくいワーロンタフトップを使用)

作業①
・のり刷毛で障子を濡らしていきます。
・しばらくすると、のりがとけて和紙をはがすことができます
e0102445_15364784.jpge0102445_15371776.jpg

作業②
・濡れた組子を雑巾で拭きとり、乾かします。
 (組子が濡れたままのり付けをすると、定着しにくくなるので要注意!)
e0102445_1543965.jpge0102445_15473336.jpg

作業③
・のりを水で少しずつ薄めていきます(ダマにならないように丁寧に)。
・刷毛から少し落ちる程度のとろみです。
e0102445_15522428.jpge0102445_15494117.jpg

作業④
・組子に刷毛でのりを付けていきます。
・叩くように組子にのりを置いていく感じ。
・中の組子をのり付けしてから、縁廻りにのり付けしていきます。
e0102445_15531558.jpge0102445_15552445.jpg

作業⑤
・和紙を貼ります。
・上から下へ転がしていきます。
e0102445_15571025.jpge0102445_15581855.jpg

・外へ押し出すように組子に貼り付けていきます。
・周囲は爪で押さえながら、カットラインをしるしていきます。

e0102445_1605661.jpge0102445_1625381.jpg

作業⑥
・カッターで和紙を切っていきます。
e0102445_167084.jpge0102445_1635581.jpg

作業⑦
・乾いてから、霧吹きで湿らせます(状況によってはしなくてもよいとのこと)。
・枠にはめ込みます。
e0102445_16232873.jpge0102445_16244816.jpg
by zzziyuu | 2018-09-29 15:38 | 家づくり
家事の負担を減らす三種の神器 … 強い味方は「乾太くん」?
「昭和の三種の神器」って聞いたことがありますか。
1950年代後半、あこがれ家電どして「白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫」がそう呼ばれたそうです。
1960年代半ばには、「カラーテレビ・クーラー・自家用車(カー)」で「3C」とも呼ばれたそう。
平成になると、「デジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型テレビ」が注目されます。

最近は「お掃除ロボット・食器洗い機・全自動洗濯乾燥機」だとか。
いずれも家事の負担を減らす家電のようです。
私達が設計している住まいでも、お掃除ロボット用のコンセントや格納場所を設けたり、食器洗い機の設置を希望されるご家族も多くなりました。

最近、良い評判を聞くのが、ガス衣類乾燥機「乾太くん」。
乾燥機付の洗濯機は、熱源が電気なのでどうしても生乾きになりやすく、「干す」という作業が必要で、電気代もバカにならない。
「乾太くん」は、完全に乾くので「干す」という作業がなくなり、ランニングコストも40円~60円/回と毎日使っても1200円~1800円/月。
また、家族の部屋着や下着類用の収納を脱衣室に設ける事を提案していますので、洗濯→乾燥→収納が脱衣室内で完結して、家事の負担をだいぶ減らすことができます。
花粉やお天気にも左右されませんし…。

e0102445_1449541.jpg

設計では、毎日の家事動線をコンパクトにしたり、収納位置を考えたりしながら、家事のストレスをできる限りなくすように心がけています。
そういう設計と組み合わせる事で、子育て世帯や共働き世帯、お年寄り世帯など、「乾太くん」は家事の負担を減らす強い味方になるかもしれません。
追記:
「幹太くん」をインターネットで検索してみて下さい。
否定的な書き込みがほとんどみられないのも、安心感につながります。
by zzziyuu | 2018-09-15 14:49 | 家づくり
親子の絆深めるリビング学習
昨日の日経夕刊に、上記のタイトルの記事が掲載されていました。
e0102445_11533827.jpg
※画像はクリックすると大きくなり、記事も読めます

自由工房でも「家族のワークスペース」と称して、よく提案しています。
特に、小さなお子さんがいらっしゃる、子育て世代の家族にはお薦め。
子供の学習スペースであったり、お父さんお母さんの趣味や書斎コーナーとすることも。

家族の気配が伝わる場所で、近すぎず、遠すぎず…。
そして、多少散らかったままでも気にならないよう、少し、目隠しをします。
そんな場所を、家族のみなさんと一緒に探します。

e0102445_1142580.jpg

現在、工事が進んでいる住まいも、小さなお子さんが3人。
元気で賑やか。一緒にいると、こちらも元気で嬉しくなります。
計画当初は、リビングの一角に低い壁で囲まれた場所を計画していました。
最終的には、キッチン(お母さん)の近く、2階の様子も分かる吹抜けのような階段近くになりました。
写真は、工事現場で家具や机の位置をテープでマーク、
模造紙に描いたキッチンシンクの姿図を置きながら、家事動線をチェックしながら、
ワークスペースの位置や広さをご夫妻と一緒に確認している様子です。
by zzziyuu | 2018-08-29 11:43 | 家づくり
自然素材を体感できます
秋野不矩美術館で、開館20周年特別展「藤森照信展」が開催されています。

e0102445_1355448.jpg

藤森さんは東京大学の名誉教授ですが、大学の先生らしくない建築家。
ムクの木や漆喰、土、石といった自然素材を、とても個性的に扱いながら建築を設計されます。
秋野不矩美術館も藤森さんの設計。
オフコースの小田和正さんとは、東北大学で建築学科の同級生だったとか(同い年にはみえない…余談)。

自由工房でも「自然素材いいですよ~!」っていいながらお薦めしています。
ただ、気軽に体感できるところがなくて…。

e0102445_13565274.jpge0102445_1358124.jpg

e0102445_13585424.jpge0102445_13593352.jpg

一度、訪ねて見てください。
ここでは、美術館なのに靴を脱ぎます。
床に座って鑑賞もできます。
自然素材を感じながら、秋野さんの絵が鑑賞できます。
20年の経年変化も感じられます。
漆喰や木のキズや汚れもいい感じです。

e0102445_146887.jpge0102445_14737.jpg
e0102445_1474633.jpge0102445_14822.jpg

美術館があるのは旧天竜市。
僕が訪ねた時は、お盆の頃。
川遊び、夏祭り、セミにの声… まさに夏休み。
のどかで心地よかったです。
by zzziyuu | 2018-08-20 17:53 | 家づくり
ここでも体感できます。
ねむの木こども美術館どんぐり
こちらも藤森さんの設計。
ここでも自然素材を体感できます。

e0102445_14211191.jpg
ねむの木の子どもたちの絵は、とてもすてきです。
優しく、暖かい。

e0102445_14215897.jpge0102445_14223988.jpg
by zzziyuu | 2018-08-20 16:13 | 家づくり