カテゴリ:家づくり( 111 )
3.11と耐震等級3とパッシブデザイン
今日3月11日を迎えるたびに、誰もが、地震の恐ろしさを改めて思い出すのではないでしょうか。

直接震災を体験していなくても、建物に「ちゃんとした耐震性能」が必要であることを感じるはずです。
なのに、「耐震等級3」を標準にしている作り手(設計事務所や工務店、メーカー)がまだまだ少ないように感じます。
ちゃんとした構造計算(許容応力度計算)をしていない「耐震等級3相当」であったり、「耐震等級」という共通の物差しではない独自の耐震性能であったり…。
デザインや間取り、コストなどが、「耐震等級3」に至らない理由ようです。

住まいは、人の身体の足りないところを補うように作られてきたと言われます。
寒さ暑さに始まり、雨や風、台風や地震といった自然の驚異から身を守るようにと。
だから、本来、耐震性能は住まいの最も大切な基本性能で、デザイン云々より優先すべきことです。

過去のブログ:耐震等級3のすすめ も参考にして下さい。

また、原子力発電の被害も甚大なものでした。
機械設備にはできるだけ頼らずに、建物の配置や間取り、軒の長さや窓を工夫しながら、太陽の光や暖かさ、風といった、自然を住まいに採り込んでいく手法。
住まいの周りにある自然の「心地よさ」を採り込んでいくパッシブデザインという手法です。

耐震等級3とパッシブデザインは、3.11東日本大震災を機に、積極的に採用していこう(しなければいけないこと)と考えるようになりました。
by zzziyuu | 2019-03-11 18:30 | 家づくり
登記の申請のサポート
登記の申請は、一般的には、司法書士や土地家屋士に依頼します。
でも、建主さんが自分で申請することもできます。
なかなか1回では難しく、2~3回、法務局に通うことにはなりますが、できます。

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自由工房で設計をお手伝いした建主さんで「自分でやります」という方には、申請図書のサポートをしています。
申請図書の作成は、簡単な作業なので、無償で。

プロに依頼すれば、簡単ですが、7~10万円位費用がかかるとのこと。
その分を建築費用や家具や家電費用にまわしてもらえればと…。
by zzziyuu | 2019-03-08 11:37 | 家づくり
名古屋でも上棟
愛知県では初めての仕事。
もちろん、施工をお願いしている工務店も初めて。
工務店を選ぶにあたり、建築家仲間の情報や施工実績、住まい手家族と一緒に直接お会いして、
お話しをして決めてはいましたが、ほんの少し、不安も在りました。
上棟までの段取りや下打合せ、上棟時の手際よさや職人の連携等をみていまして、
「良い工務店にお願いできた」と安心できました。

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工事をお願いする工務店とは、家を作って終わりではなく、メンテナンス等でお付き合いは続きます。
ある意味、一生のお付き合い。

まずは、完成まで安全第一で、引き続きよろしくお願い致します。
by zzziyuu | 2019-03-04 10:53 | 家づくり
古材の再利用
今月後半の上棟に向けて、木材加工の打合せ。
100年近く住み継できた住まいの建替え工事を進めています。
少しでも住み継いできたものやことを家づくりに生かしたいなぁと、古材を転用して再活用します。

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欅の大黒柱は新たな住まいの大黒柱として
欅の小黒柱は玄関の上り框として
地松の差し鴨居は玄関土間の差し鴨居として
もう1本の差し鴨居1本は2つに切って、玄関の2か所の差し鴨居として再利用することにしました。
80年以上にわたって家を支えた柱や差し鴨居ですが、削ると新品のよう。

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実は、生かし取りした古材は反りや傷もあり、一時、再利用をあきらめかけていました。
大工の棟梁が一本一本木の特性をみながら、特性に適した再利場所を考えてくれました。
古材の削りも一本一本、丁寧に手で削ってくれました。

こういうちょっと懐かしいというか、記憶みたいなもの、大切にしてもらえたあったかいもの
そういうもが住まいにあると、心落ち着く住まいになっていきます。
by zzziyuu | 2019-02-01 14:28 | 家づくり
食卓近くの小さな手洗い
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昨年完成した「まいなおりょうのいえ」では、食卓の近くに、小さな手洗いを設けました。
小さな子供達が小まめに手洗いできるようにと、お母さんの提案。
対面型のキッチンなのでシンクまで行かずに水が飲めたり、食後の歯磨きがすぐできたり…。

写真は、すき焼きの卵割に挑戦して、手に付いた卵を洗いにいっているところ。
かわいく、使ってくれています。

かなり、おすすめ。
標準仕様にしようかと考えています。
by zzziyuu | 2019-01-21 14:05 | 家づくり
ハウスメーカーと地域工務店の違い そして自由工房は…
先日、木造塾の懇親会で静岡で活躍する地域工務店の社長とお話しする機会がありました。
ハウスメーカと地域工務店の違いを「全国的な居酒屋チェーン店と地元の居酒屋の違いかな」なんて、話されていました。

こぎれいにまとまったお店で、まあまあな料理を出す全国展開をする居酒屋チェーン店。
安心感はありますし、あまりクレームもなく、平均点的というか誰にでも受け入れられるような味や対応…。
ちょっと冷めた感じというか、少し他人事のような…。

一方、最初入るのはちょっと勇気が要るかもしれませんが、地元の食材を丁寧に扱った居酒屋。
料理はおいしく、居心地もいい、苦手な方もいるかもしれませんが、80点90点を狙っていく感じ…。
あったかい感じというか、時には暑苦しい感じも…。

一概には言えませんが、向き合う先には住まい手や住まい手の気持ちや心があるように感じます。

すべてを言い当てている訳でではないですが、何となく、分かります。
私たちの向き合う先が、住まい手の気持ちや心でなければ、と思います。



追記:(ふっと思いついて、昨年11月19日に書いたブログを更新しました)

コンビニの食材と、街中のお惣菜やパン屋さんの食材の違いでも当てはまるかなぁと。
事務所が街中にあるので、お昼はお弁当を買いに行きます。

コンビニは便利なので、よく利用もします。
和食や中華やパン、パスタもあります。
まあまあおいしいですし、値段も手頃。
季節ごとの新商品なんかもあります。
でも、飽きてしまう…。

一方、街中のお惣菜屋さんや専門店の手作り弁当やサンドイッチ。
コンビニより手作り感があり、添加物のようなものも少なく、安心感もあって、おいしい。
少し、よそ行きな感じも…。

でも、不思議なのは、お母さんの愛情いっぱいの手作りのお弁当。
昨日の残りものなんかが入っていても、おいしい。
毎日食べても飽きない…。

なんでしょうね。

家づくりにも当てはまるような気がします。
自由工房の家づくり、”お母さんの愛情いっぱいの手作りのお弁当”でなければと思いました。
by zzziyuu | 2019-01-08 16:37 | 家づくり
「まいなおりょうのいえ」お引渡しとお引越し
ちいさなお子さんが3人いらっしゃる家族の住まいの完成です。
昨年11月の「家づくり展」を訪ねてくれたのが、始まり。
その時は、土地も決まっていなかったのですが、
その後、とんとん拍子に家づくりが進み、
昨日から、新居での暮らしが始まりました。

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とても、楽しく家づくりのお手伝いをさせて頂きました。
それは、自由工房に依頼して下さるどの建主さんにも感じること。
そして、みなさん素敵で、穏やかで、優しい…。


ちいさな子供達が、学校へ行き、巣立って、結婚して、お孫さんを連れて遊びに来る…。
20~30年なんて、たぶん、あっという間。
住み倒して行って下さい。
by zzziyuu | 2018-12-14 15:33 | 家づくり
終の棲家
お子さん達が独立した後の"終の住まい"
先週の3連休にお孫さん達が遊びに来たところで、完成写真の撮影をさせて頂きました。
賑やかな撮影になりました。

普段はご夫妻二人の住まいなので、コンパクトに。
3人の娘さんがお孫さんを連れて帰ってきても、対応できる間取りにしてほしいとの要望。
うまく、答えられたかなぁと。

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HPへの掲載はもうしばらくお待ち下さい。

追記:
娘さんから頂いた、嬉しいメールの一部です。
工事を担当してれた匠工務店にお知らせして、ブログでも少し紹介させて頂きます。

『東京に越してから、子どもの学校行事の都合でなかなか実家に行くこともままならないのですが、
帰った時にはまず初めに木の香を吸い込んで、それからどこにも出かけずのんびり寛いでいます。
子どもたちも、どこもかしこも自分の居場所のように自由に過ごしていますよ。
居心地の良い家を考えてくださって、感謝しております。』
by zzziyuu | 2018-11-27 17:57 | 家づくり
家は"帰る場所"
建築家堀部さんの新潮社「波」の連載記事。

住まいには"帰る"と言い、仕事場や学校、お店、病院などの他の建物には"行く"と言います。
"行く"建物は、その時の心身の状況に合わせて、"行く"、"行かない"を決めることができるけれど、
"帰る"住まいには、その選択肢はないと。

つまり、住まいは、心身がどんな状態でも"帰らなければならない場所"だから、
"自分自身をもう一度取り戻し、心の底からリラックスできる場所"でなくてはならないと。
家族みんながいつも元気な訳ではないですよね。
どんな時でも、家族を寛容に受け入れてれる場所でないといけないのではないかと。

刺激的な濃い味の食事は、たまに食べるからおいしいけれど、毎日では体調を壊してしまいます。
住まいは、毎日、何十年に渡って食べても飽きない食べ物のようでなくてはならないのは、明白でしょうと。
強く主張するような表現や濃い味付けは必要ないと。

テレビや雑誌などから流れてくる住まいの情報は、"刺激的な濃い味の料理"のようです。
私達が"普段着の、普通の住まい"とお話ししているのも、まさにそのことです。
家づくりを考えているみなさんには、じっくり、考えてほしいなと思います。

"普段着の、普通の住まい"は、退屈でつまらない、平凡な住まいと捉えられるかもしれません。
「ここで食事をしたい、ここで昼寝をしたい、ここで歯を磨きたい、といった住まい手の欲求に呼応する居場所を、
あらかじめ建築が用意してくれたような、人の営為が自然に導かれる」住まいが、本来の住まいではないでしょうか。

確かな場所、特別な場所にしなければならないのではと思います。


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by zzziyuu | 2018-10-15 18:39 | 家づくり
祝上棟
上棟しました。

近所の小学生達が「いい家じゃん!」って話していたと、住まい手の奥様から伺いました。
そう言うの、なんだか、とっても、うれしいです。

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by zzziyuu | 2018-10-04 15:54 | 家づくり